
模試を実施するたびに、最近よく感じることがあります。
それは、塾そのものが少しずつ進化しているということです。
正確に言えば、学習塾FRONTに通ってくれている生徒さんたちの「学ぶ姿勢」が、年々少しずつ良くなってきているように感じます。
もちろん、模試ですから点数や偏差値も大切です。
でも、私が見ているのはそれだけではありません。
模試が始まる前に、注意事項を聞く姿勢はどうか。
必要なものの準備がきちんとできているか。
開始まで静かに落ち着いて待てているか。
問題に最後まで粘り強く取り組んでいるか。
最近は、解答用紙に空欄がほとんどありません。
字も以前よりずっと丁寧です。
名前や受験番号など、必要事項の記入漏れやミスも非常に少なくなりました。
とても大きい塾で講師をしていたこともありましたが、その時よりもその割合は圧倒的に少ないです。
問題を解く姿も、こんなに生徒さんが集中していて、しかも心が落ち着いている塾は少ないのではないだろうかと思える。
こういうことは、一つひとつを見れば本当に小さなことです。
しかし、勉強というのは、こうした小さな習慣の積み重ねなのだと思います。
そして、もう一つ面白いのが模試が終わったあとの生徒さん同士の会話です。
「あの問題どうやった?」
「そこ間違えたかも」
「あれってこういうことやんな?」
自然と問題について話しています。
模試が終わった瞬間にすべて忘れて遊びの話をするのではなく、さっきまで解いていた問題について友達同士で話している。
こういう光景を見ると、勉強することが少しずつ日常の一部になってきているのだと思います。
塾の文化というものは、先生が「こうしなさい」と言っただけではできません。
先輩の姿を後輩が見て、その後輩がまた次の学年に伝えていく。
そうやって何年もかけて、少しずつできていくものなのだと思います。
きちんと準備する。
落ち着いて取り組む。
最後まで諦めない。
丁寧に書く。
終わったあとに友達と問題について話す。
そんな当たり前のことを当たり前にできる生徒さんが少しずつ増えてきました。
点数や合格実績ももちろん嬉しい。
でも、模試の日に教室全体を見渡したとき、
「ああ、こういう塾の文化を少しずつ積み上げてきたんだな」
と思えることも、塾を続けてきた大きな喜びの一つです。