今日の対話探求型授業~人体の目の授業から。

 

今日の理科の授業です。

中間試験が終わったところなので

皆さん元気いっぱいです。

 

「学校で理科どこ習ってる?」

「先生!目のところが覚えられません!」

「興味を持たないから覚えられへんのちゃう?

興味持ったらおもろいで!

じゃあ感覚器の授業しよっか!」

「は~い♪」「やったー^^」

 

(プロジェクターで目の断面図を映しながら)

 

「目って凄いよね~

レンズとかガラス体とか透明の細胞だよ、

透明やで。すごいよね~。

有り難いよね~。」

「ほんまやな~(しみじみ)」

「学校ではもう習ったん?」

「はい!」「うん!」「習った!」

「じゃあここは何?」

「 ひとみ?」

(いい間違い!)

「いやいや、瞳っていうパーツ名はないよ。

気孔とおなじで瞳孔やね。それは穴の名前。

孔は穴っていう意味。」

「虹彩?」

「そう!顕微鏡で言うと?」

「対物レンズ!」

「ちゃう!」

「レボルバー!」

「なんでやねん!」

「しぼり!」

「正解!」

「じゃあレンズを通った映像がぶつかるところは?」

「網膜!」

「お!いきなり正解!デジカメで言うと?」

「知らんっ!」

「 はや!笑

センサーや。撮像素子とか言うねん。

ほら、こんなん。」

(画像を見せる)

「へーーー。」「あーーーこれか!」

(画像を目の断面図に戻す)

 

 

(この調子で全部の名前を説明)

 

 

「じゃあさ、じゃあさ、

レンズやで!全部反対に写ってるはずやん?

前後左右、、、

あ!ちゃうわ!

上下左右やった(笑)

なんで世界が反対に見えへんと思う?」

「ほんまやーー不思議・・・」

「脳がちゃんともとに戻すプログラミングをしてんねんて。」

「すっごーーー!!!」

「そやろ!人間凄いな!凄すぎやな!!

それでな、

上下左右逆になる眼鏡つけて過ごしたら、

また脳のプログラムが書き換えられて、

確か何週間かで

元通りに見えるようになるねんて!」

「嘘やーーー!」

「ほんまやて!ほんま!

ある博士が実験しはってんて。」

「すっごーーーー!!!!!」

「その後、その眼鏡外したら、、、」

「(世界が)逆????」

「そう!ちょっとの間。」

「ややこーーー(ややこしい)笑笑」

「じゃあさ、目の病気どんなんある?」

「緑内障」「白内障」「近視」「乱視」「老眼」

「網膜がはがれるやつは?」

「ああ!網膜・・・なんやったかな・・・」

「網膜剥離!」

「ああ!」

「最新の目のニュース知ってる?」

「何でも目の病気がが治る?」

「まあそれも結構そうなるらしいけど、最新のやつ。」

「目を閉じてても見える?」

「なんでやねん、恐いわ!笑笑」

「なんやろー?」

「完全に人工の目が出来るらしい。

ロボットみたいに。

視神経とそのロボット眼球をつなぐと

ちゃんと見えるらしいで。」

「ええええええ!!!!!すごー!!!」

 

 

(プロジェクターを切って)

 

「はい、じゃあ、即行テスト!

目の中の透明の細胞は?

レンズの厚みを変えるところは?

カメラのセンサーにあたる部分は?

信号は視神経を何で伝わる?」

 

なんて感じで授業がすすみ、あっという間に完璧に。

この後、耳も、神経もして、

それでも20分弱。

興味をもってしたことは

ほぼ忘れられないくらい頭に入ってしまいます。

もちろん生徒さんはこの対話探求型授業で

やらされている勉強なんて感覚はゼロ。

ソクラテス式問答法とも言います。

 

まるでテレビの知識系クイズ番組。

この後ニッコニコ、ホックホクのアッチッチで問題集を解いています。

 

 

この日、英語の教科書に出てくる

セヴァン・スズキの地球環境サミットでのスピーチ

でも対話探求型授業をしました。

まあ全教科この調子ですが、

楽しい!!!

いつものように社会や理科、未来の話に

も脱線しまくり。

でも時間はたいして喰わないし、

あとで考えると全部つながっています。

そして、

興味のあることは高速で話しても、

皆さん前のめりで聞いて

勉強を本当に嬉々として楽しんでいます。

絶対に授業後の方が元気です。

帰るときの方があいさつの声が大きい。

 

こんな授業をしていると、

知らないうちに間違うことを怖がらなくなります。

色々なことを知り、関心を持つことで作文を書くときなんかにも役立つと思います。

中学の勉強が

かなり楽しくなります。

 

時間を無駄にしないように授業用スライドや、プリント、

 

授業で思う存分楽しく勉強して、

万が一忘れてしまったり、欠席したり、

それから実力テストのためにも、

後で落ちついて見られる詳しい

動画授業も撮っています。

 

時代と逆行しているかもしれませんが、こんな塾があってもいいですよね?

 

 

 

この英語の授業の内容はまた今度のブログで^^

 

 

 

おわり。