対話探求型授業~英語・地球環境サミット『伝説のスピーチ』~

https://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0

 

(皆で1992リオ地球環境サミットでのセヴァン・スズキさんの動画を観ました)

 

「わずか12歳の少女が堂々と意見を言ってるね。

どう思う?」

「すごい・・・」

「言ってることが図星なだけに聞いてる大人たちも動けなくなってるよね。本当に大事なことって複雑なことより根本的なことなのかもね。」

「未来ってどうなってるんやろ・・・」

「どうなってるんやろじゃなくて、どうする?どうしよ?この人は行動したよね。」

「でもここまで出来ひん(出来ない)」

「みんなが誰かのためになること、誰かのために出来ることをし合えばいいんとちがう?誰かに喜ばれて、なるべく誰の迷惑にもならないように行動すれば。アンパンマンワールドやね。」

「先生、アンパンマン好きなんやろ?」

「うん、アンパンマンと言うよりアンパンマンワールドやね。」

「未来ってどうなってるんやろう?」

「人間て欲深いからね。」

「国とかがあかんのちゃうん?」

「国に分かれていること?」

「うん。」

「まあ、でもその土地の気候とか自然とか風土から作り上げた文化があるからね。その土地に合った知恵とかを守ると言う意味では分かれていることも大切かな。」

「地域になってしまえばいいんとちゃう?」

「なるほど〜」

「軍隊とかいらんかな?」

「平和やったらいらないね。」

「うん。そんなお金あったら困っている人にあげたらええねん。」

「うんうん。地球が一個の国になる?」

「どうやって?」

「ネットで仮想国家をつくるとか?」

「理想?」「コンピュータに支配されそう。怖い…」

「かもね。」

「電源抜けばいいん違うん(笑)」

「まあそう簡単ではなくなるかな?抜きたがらない人もいたり。複雑になっちゃうかな?」

「コンピュータやからなんでも多数決で決めればいいんと違う?」

「それで『地球』って国をつくるの?」

「うん。地球政府をつくる。」

「ほーほー。具体的には?」

「みんなで憲法とか、法律を作る。」

「ほーほー。」

「今ある国が嫌がる。怒ると思う。」

「うんうん。なるほど。悪い人たちが?」

「邪魔してくると思う。」

「Googleとかがつくればいいんと違う?地球Wi-Fiが出来ちゃってさ。仮想国家の国民が増えれば、アメリカもGoogleの税収あてにしてるし、やめろと言えなくなってくる?」

「ローマ帝国時代のキリスト教みたい。」

「ふむふむ。でもさ、さっきの地球環境サミットじゃないけど、あれから何年たってる?子供の純真な叫びに何か変わった?」

「それどころか悪くなってる・・・」

「悲しいよな〜人間て欲深いから、コンピュータ使えば何でもクリアーになるみたいに簡単ではないと思うんよ。方向性は合ってるのかもしれないけど。完璧なシステムみたいなのを目指してるんならそれは思っているよりも難しいと思う。」

「作るの人間やもん。」

「管理するのも使うのもね。」

「問題は人間?」「コンピュータ?」

「コンピューターと人間・・・中間ぐらいがいいのかな?映画にできそうやね。」

「ということを分かってちょっとでもよくなるように行動していけばいいんじゃない?」

「お!」

「出来ることから。」

「おお!じゃあ、これからも考え続けてね^^

 

よし、英語の授業しよか(笑)」

 

「プチ」アクティブラーニング。

これだけ雑談しても5分くらい。

 

このあと全員分買ってある学校の英語の教科書を配り、

何も書かせず本文の解説(予習)。

その途中にも対話探求が入ります。

英語なのに数学になったり理科になったり社会になったりテンポの良い対話が飛び交います。

ひたすら一緒に音読しながら。

こんな大変な授業するのか~って感じですが、私も生徒もラーニング・ハイな状況になっています。

とても豊かな学習ができて、それでいて全然疲れません。

逆に元気が出ます。

 

英語の授業は全て音読のみでしています。

文法もオリジナルの教材で解説と音読のみ。

英語の即行一問一答テストも音読。

 

その後は長時間演習(自習)

この日も満たされ、発散したかのようにとても熱い熱い感じで勉強してくれました。