呼び捨てではなく

当塾では小学生高学年くらいから生徒さんを下のお名前のみで呼ばせていただいております。

 

「ちゃん」「くん」「さん」は基本付けておりません。

 

私も(大昔ですが)小学六年生の時に塾に通わせてもらっていまして、その時の算数の先生(男の先生で確か杉本先生)が生徒のことを名前のみで呼ばれていたのです。

それがなんと言うか呼び捨てというのではなく、生徒の一人ひとりをしっかり一個人として尊重しておられるかの様な、とても温かくパリッと信念の通ったお声の響きが心地よく素敵だったのです。まるで違う海外の意識感覚を突然教えられ、瞬時に理解したような不思議な感覚でした。私も最初「たけひと」と名前で呼んでいただいたとき、少しこそばゆくも嬉しかったのを覚えています。先生は当てられた生徒の発言を毎回とても嬉しそうに聞いて下さいました。ウケ狙いの様なことはほとんどされないのに生徒は皆 先生の授業から目が耳が気持ちが離せませんでした。気持ちのカッコいい先生でした。

 

その先生のお人柄や雰囲気には今になってもまだまだ近づけませんが、私も生徒さんお一人おひとりを尊敬し、下のお名前のみで呼ばせていただいております。

 

もちろんご本人やお家の方がこれをよく思われない場合や、ずっと呼ばれているあだ名やちゃんくん付けの方が自然な場合などを除きます

 

時代錯誤かも知れませんがどうかお許しください。

 

 

好きな言葉

「教育の秘訣は生徒を尊敬するところにある」 エマーソン